10月24日(火)に、学園北棟ホールにて東京賢治シュタイナー学校のオイリュトミー公演がありました。昨年に続いて公演を観るのは2回目で、始まる前からワクワクしていました。
今年のプログラムは、
《音楽オイリュトミー》
•バッハの小フーガ「ト短調」
•ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー
《言葉のオイリュトミー》
•ドイツ語の詩
•平家物語(一部抜粋)
《物語のオイリュトミー》
西遊記
とバラエティーに富んだ内容でした。
どの演目も、12年間の集大成として彼らの力を十分に発揮した魅力的なオイリュトミーで、見応えがありました。
中でも、演劇の要素を取り入れた、物語のオイリュトミー『西遊記』はとても面白かったです。孫悟空のスピード感のある動き、猪八戒と沙悟浄のコミカルな動き、三蔵法師とお釈迦様の優雅な動き、それぞれがとてもよいバランスで、物語の世界に引き込まれてしまいました。
公演直前に、1人体調を崩してしまい、代役を立て、(それも、孫悟空!)配役を調整して演じたそうです。
低学年の子どもたちにも大人気で、その後の学童では、草の尻尾をつけた男の子を発見!(孫悟空だそうです。)
そして、最後の演目『ラプソディ・イン・ブルー』では、10人が音楽と一体になったような、躍動感あふれるオイリュトミーを見せていただきました。10人の動きが風のようにホールを駆け巡り、時に交差しながら動いていく姿に圧倒され、彼らの生命力溢れるオイリュトミーに感動しました。
これから、日本での公演の後に、ドイツ公演へ行くそうで、彼らのご活躍を祈念しております。
今後の我が子のオイリュトミーがどんなふうになっていくのか、楽しみになってきました。
(5年生保護者)
まずは、みんなでストレッチ。
高等部の元気な掛け声に、
こちらも大きく返します。
はじめは、低学年みんなで
「増え鬼(鬼ごっこの一種)」。
鬼のお兄さんお姉さんが追いかけ、
逃げ回ります。
捕まって手を繋ぐ、
高等部生と低学年の子どもたちの姿が、
微笑ましく映ります。
高学年との「アルティメット」。
初めて見ましたが、
フリスビーを使い面白そう。
5年生~12年生の「ドッジボール」は
白熱していました。
男子はみんな真剣です。
負けじと挑む女子の姿も。
「綱引き」は互角。
こちらの声かけまで盛り上がります。
大人も高等部と一緒に参加。
子どもたちの応援も盛り上がります。
「大縄跳び」はクラスごと。
みんな、春より大きくなった姿が見られました。
最後の「リレー」は、
子どもも大人も前を向き、
風を切って走りきりました。
屋外での楽しいスポーツフェスタに参加して、
9年生を中心に主催してくれた
高等部の子どもたちの成長を感じて
心が清々しく、また熱くなりました。
(5・8年生保護者)
・・今後の開催イベント・・
盆踊りとオイリュトミーを掛け合わせた、どこにもない祭。それが盆リュトミー。
保護者による発案、企画、そして実行。一人ひとりの持つ能力が余すことなく発揮されました。
1週間ほど前からポスター掲示をして少しずつ気分を盛り上げ、前夜に会場準備。
ホール中央に、吊り下げ式のやぐらを組み、紐を渡らせてランタンをぶら下げました。
蛍光灯の数を減らして、優しい光を演出します。
麦で作った大きく美しいヒンメリが、特別な存在感を放ちます。
カーテンには、折り紙で作った星の数々。
「星めぐりのうた」に登場する星座が形作られているこだわりよう。
そうです。
盆リュトミーで踊るのは、宮沢賢治のつくった「星めぐりのうた」。オイリュトミーの先生に考えてもらった、オリジナルの振付けです。
さて、当日は昼過ぎから徐々に親子が集まり始め、まずは流しそうめんで涼を味わいます。
学園では、流しそうめんは毎年の恒例行事でしたが、コロナをきっかけに無くなっていました。私も入学以来の初体験。
大人も子どもも一生懸命に麺を追いかける姿が、微笑ましくてたまりません。
小さな子が麺を食べられるよう、子ども同士気遣う姿も。なんて素敵でしょう。
お腹が満足したところで、浴衣に着替え、やぐらの周りに集まって、先生から踊りを習います。
高等部生徒と保護者が各自の楽器を持ち寄って演奏します。ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、フルート、太鼓、ギター、三線…。
不思議な楽器編成ですが、炭坑節の雰囲気も驚くほどバッチリ。
皆で呼吸を合わせ、空気を作り上げていくその時間は、私にとって幸せの極みで、この空気をそのまま閉じ込めてしまいたいと思うほどでした。
調和することの心地よさ。
全力で遊びを楽しむ子どもたちに負けないくらい、大人たちも全力で楽しみました。
学園の先生と保護者、子どもたちみんなが輝き、強く結びついた盆の夜です。