9BC7EB16-A003-4B0E-AC56-526FF525A77F世界中がコロナウィルスで自粛傾向の中、
皆さま、どのようにお過ごしでしょうか?

愛知シュタイナー学園も3月2日より休校に踏み切りました。
春休みの予定より1週間早くお休みになったので、
子どもたちの声がしない学園は少し寂しく感じます。

しかし、のんびりはしていられません。
なにせこの4月からいよいよ新校舎の北棟建設が始まるからです。
北棟の2階には念願のホールが完成します。
今まで場所を借りて放浪していたオイリュトミーの授業や
来年度に控えた学園初の12年生卒業式をホールで行えるようになります。
北棟の完成は昨年の南棟と同じく夏の予定です。

南棟は昨年の夏に完成し、
夏休み中をかけて汗だくになりながら教室を整えました。
そして9月から木の香りのする校舎で授業が始まり、
秋祭りで皆さまにお披露目しました。

5467C862-11C9-44C1-B2AF-766EEC31A4AF今年の秋祭りでは北棟のお披露目を計画しています。

北棟建設の前に、今週は旧校舎の取り壊しが始まりました。
振り返ると11年前の開校3年目にこちらに引っ越してきました。
春休みに畳を上げて木の床を張り、皆で砂壁を落として漆喰を塗ったのが
昨日のことのように思い出されます。
お庭の素敵なこの建物に出会え、
大家さんが快く貸してくださったことで
愛知シュタイナー学園は続けて来られました。

そんな旧校舎に感謝して、クラス毎にお別れ会をしました。
FAE20DFD-C994-4357-97FB-27A75C0CF6027年前に6年生で卒業した1期生も駆けつけ、
担任と思い出話に花が咲きました。
高等部は壁にチョークで絵を描き記念写真を撮りました。

南棟の2階から取り壊し作業を見守りながら、
たくさんの思い出を振り返っていました。
お父さん手作りの下駄箱やロッカー。
建物が歪み騙し騙し開け閉めしていた掃き出し窓。
中村棟梁に張ってもらった床や開けてもらった天窓。
もう全てが愛おしく感謝の気持ちでいっぱいです。

13年間、この地にシュタイナー教育が必要だと信じて進んできました。
新しい校舎にも、学ぶ喜びでキラキラした子どもたちが集うことでしょう。

ここまで応援してくださった皆さま、ありがとうございました。
引き続き、ご支援いただけるとありがたいです。

(新校舎プロジェクト 担当保護者)