780BB9EE-A997-47FE-ACF8-44FC2EE4794E8,9年生による「プロジェクト発表」が終わりました。
学園で2日に分けて発表した週の土曜日に、日進市の
にぎわい交流館をお借りして、全ての発表を終えました。
土曜日は、子どもたちが卒園した幼稚園の先生方や、
学園のお父さんたちも来てくれました。
質問タイムに積極的に意見を下さった
3年生男児のお父さんに原稿をお願いしました。

「中等部プロジェクト発表を見て」
ツバメの親鳥は、子どもたちが空ける口の中の黄色に
本能を刺激されて餌やりをするそうです。
そして、徐々に黄色が淡くなり、巣立っていきます。
必死で大きな口を開けて先生からたくさんのことを吸収してきた
この8,9年生が、疑問や関心を持った事について考え、調べ、
自分の言葉でみんなに分かるように発表する。
そしてまた、発表することで湧いてくる疑問について調べる。
学びがゆっくりと言われるシュタイナー教育であるが、
指数関数的な成長を8,9年生には見ることができます。
5人の発表はどれも大変興味深く、それぞれが
これまでに培ってきた力を存分に見せてくれました。

発表内容:
「剣術と体術の関係」
基本の型の実演と説明。剣術や体術を学んでいることで普段の生活に活かされていること。
「初めてのドレス製作」
ドレス製作の苦労と、それを乗り越えて完成したドレスを着てファッションショー。
「吹奏楽とその楽器について」
吹奏楽の歴史、構成の説明。自分の楽器について、演奏するための準備方法や音色の披露。
「ヴァイオリンのガット弦について」
羊の腸から弦を作製し、演奏に成功するまでの試行錯誤と、
金属やプラスチック製の弦とは異なるすばらしい音の披露。
「ウクレレの製作と演奏」
自作ウクレレの製作過程、ウクレレやチャランゴの歴史や伝搬の発表、
そして自作の詩も含む歌と演奏。

最後にみんなそろってフォルクローレ「コンドルは飛んでいく」を演奏してくれました。
みんな楽しそうに発表していました。
自分で調べたことをまとめ、発表することは楽しいことです。
一緒に発表を聞いた3年生以上の子どもたちも、
自分だったら何を発表するのか思いを巡らしたことでしょう。

3年生の息子よ、まだまだくちばしは真っ黄色いぞ。
(3年生 保護者)