前回に続いて今回は、10年生2人と11年生2人の実習発表が行われました。
高校生たちが体験したことや感じたことを、自分の言葉で表現している姿が素晴らしかったです。
まずは10年生の発表から。
興味があることを体験できる場に決めた人、自分が克服したいことを視点に実習先を決めた人、実習先選びからそれぞれの道がありました。
選んだ理由、具体的な仕事内容、実習を通して感じたことをまとめ、スライドを使いながら伝えてくれました。
ヴァイオリンの製作所とカフェで実習をしてきた2人。
実習後には、今までになかった新しい発見や興味が生まれたと語ってくれました。
彼らを通して、私の知らなかった新しい世界を見聞きさせてもらえる楽しい時間でした。
働くということ、仕事とはどんなものなのかを体験し、考えることが、彼らの将来に繋がるステップになるんだなぁと感心しました。
11年生は福祉現場での実習でした。
実習先を決めるときの消極的な気持ちや、実習中に感じたフラストレーションなど、10年生よりも内面的な部分がより具体的な言葉になっていました。
保育園と障がい者就労継続支援A型事業所で実習をしてきた2人。
その場で関わる様々な人とのコミュニケーションについて、それぞれ悩み苦戦した姿が印象に残りました。
身近な他者に対して、私たちは自分と同じように感じていると勘違いしがちです。他者との違いを意識し、どう接したら良いかを考える姿勢は、私も日常生活で忘れてはいけないと気づかされました。
自分がどんな意気込みで取り組み、それがどんな影響を及ぼしたのか。
自分がどんな行動をして、何を感じたのか。
それらをどう活かしていけるのか。
自分の中で考え、振り返り、言葉にして伝える。
高等部で何度か行う実習と発表は、生きていく力を養う学びなのだなぁと、深く実感した実習発表でした。
よく見せようとか、繕ったりすることなく、ありのままの姿をみせてくれる彼らが美しくてかっこいい。
生きているなぁ!と、感じさせてもらいました。
自分の子ども以外の生徒たちも、親戚の子どもの様に成長を喜べるこの学園が、とても心地良いです。
今回も発表の場を共有させていただけたことに感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。
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