取り組んできましたが、 そこに先生方の半端ない 意気込みをいつも感じます。
それもぐるんと180度ではなく 直角手前の80度くらいの感覚を。 気持ちいいです。 そして押したり引いたりで 少しずつ変わる会話のバランス。 それらを丁寧に拾い上げ
紡いでいくことで 人間関係が浮かぶ作品だったと思います。
そのバランスが崩れたとき、悲劇が起きる。 そのことを示してくれるような 少女たちの熱演でした。
原作そのままを がむしゃらに取っ組み合って 演じていました。
善を貫ぬくことさえ 悲劇を起こすとすれば、 その善は悪なのか。 では本当の善とは何か。 そんな問いかけが 胸にポツンと落ちたとき、 幕が下りました。