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▲前回の様子

小さな手仕事をしながら、幼児期の子どもたちに大切なこと、日々の暮らしのこと、在学保護者と一緒にお話しませんか?


アットホームな雰囲気の中、学園に関するご質問やご相談もしていただけます。


手仕事の経験がない方もぜひお気軽にご参加ください。



■日時

 1回目 2023年5月10日(水)10:00~11:30

     ハンカチ染め ハンカチを紐でしばって模様を作り、草木染めします

 2回目 2024年1月17日(水)10:00~11:30

     組み紐作り 切り込みの入った木のプレートに7本の毛糸をかけて、組紐を作ります


■対象:未就学・未就園のお子さんをお持ちの保護者の方


■定員:各回8名様  

 ※定員に達し次第〆切ります。

 ※託児のご用意はありませんのでご了承ください。乳児は同伴可能です。


■参加費:各回1,000円(材料費込み)

 ※お釣りのないように、当日お持ちください。

 ※出来上がった作品やキットはお持ち帰りいただけます。


■会場:愛知シュタイナー学園 愛知県日進市折戸町笠寺山42-13

 ※駐車場の詳細については、お申し込みの方に別途ご連絡いたします。


■お申込み方法:下記フォームよりお申込みください。

 https://forms.gle/tvWmZ6CJnGEUEWKb8


■お申し込み締め切り

 1回目:2023年5月3日(水)

 ※2回目のお申し込みについては、改めてご案内致します。


■キャンセルについて

 各回、開催日の前日までに、やむを得ない事情でキャンセルされる場合やお申し込み内容に変更がある場合は下記メールアドレスまでご連絡ください。

 メール:aichisteiner-info@googlegroups.com


※当日のキャンセルについては、お電話にてご連絡をお願いいたします。

 学園事務局:0561-76-3713


■お問い合わせ

 メール:aichisteiner-info@googlegroups.com

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愛知シュタイナー学園は今年で3回目の
高等部卒業生を送り出すことになります。

まだ3回目ということもありますが、
私たちにとってこの3回はとても意義深く、
感慨深いものに感じています。

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12年生は、下の学年の子どもたち
すべてにとって憧れの存在だと思います。

愛知シュタイナー学園の先頭を走って
くれている頼りになる、
かっこいいお兄ちゃん、お姉ちゃんたち。


今年卒業の女の子二人も卒業演劇を筆頭に、
素晴らしい発表をこれまでたくさん見せてくれました。

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イベントでのリーダーシップも
見せてくれました。
憧れないはずがありません。


温かい拍手と共に入ってきた袴姿の二人は
晴れやかに微笑んでいます。


卒業証書を受け取るとき、
12年という月日の重みが
証書に載っている気がしました。

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高等部コーディネーターを務めた教員より
祝辞がありました。

大変なときも嬉しい時も一緒に
走ってきた人し
か話せない
心のこもった祝辞でした。

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高等部より歌のプレゼントがあり、
11年生の一人が代表として
とばを送りました。

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私のイメージですが、
12年生って船のいかり
のようだと思います。

愛知シュタイナー学園という船のいかりと
っていつも船を安定させてくれている。

晴れて、凪いだときばかり

続くわけではありません。

嵐が来たときにも海底でしっかりと
しとなり船を繋ぎ止めてくれる。

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学園にとって、特に中等部以上に
とって
12年生ってそんな存在じゃないでしょうか。

今年卒業の二
人もしっかりと
そんな役目を担ってくれていました。

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その役割は次
の代に
毎年受け継がれていきます。


11年生の言葉はそのいかりを
「しっかり引き継ぎます」という
頼もしい宣言のように聞こえまし
た。

卒業生のことば。

二人ともに共通していたのは、
大変なときもあっ
たけど、
ここまで続けてこれて
本当に良かったということでした。


一人は、
「この学園に1年生のとき初めて来て、
私のための机と椅
子があり、
私のために先生が教えてくれる。

その喜びを、
学べる喜びを
今でもはっきりと覚えている」
と言っていました。

よくそんな昔のことを、、、
と思いますが

彼女の中には本当にその
喜びが鮮やかに
残っているのだと思います。
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保護者と在校生たちからは
2曲の歌を贈りました。


恒例となってい
る「COSMOS」と
今回初めて歌う中島みゆきの「糸」です。
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っと一緒に歩んできた二人、
二人の間には私たちの目には見えない
たくさんの絆や想いがあるのだと思います。

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一人を縦の糸に、
もう
一人を横の糸にして
織り上げた12年間、

その美しい布はこれか
らの彼女たち自身を暖め、
そしていつか誰かをも暖めうるかも知れ
ません。


生徒と保護者たちで作った花道の中を
二人は新しい明日に
向けて歩んでいきました。

(5・7年 保護者)
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2023年5月10日(水) おはなしと小さな手仕事「ことり」 (*未就学児保護者向け) 予約要 詳細はこちら 2023年5月21日(日) にじいろまつり 親子で体験するシュタイナー教育と手作り市 詳細は公式WEBにて近日公開します 予約不要・入場無料 2023年6月18日(日) 学園説明会 予約要 詳細は公式WEBにて近日公開します
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宗教家でもある11年生保護者に
書いていただきました。

子どもたちや先生にお送りした感想を
そのままご紹介いたします。

・・・
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久しぶりの学校のホール、
いつぶりだろう? と思い返しながら、
卒業生の娘に訊ねたら、
夏の卒業演劇以来だと。

「あれ、まだ去年の夏?」と疑ったが、
確かにそうだった。

私は、このブログ書きのお鉢を
回してもらうということで、
なんとか間に合わせて
2回観せてもらった。

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(*写真 リハーサル風景の撮影につき、練習着を着用しています 一部、本番の衣装を着用した写真もあります)

ホールに入って
ピアノのそばの席に座り、
呼吸を深めて
静かに内側を調えながら、
天井の梁や奥の壁などを
見渡していると、
何かが呼吸と共に入ってきて、
わけもなく涙が溢れてきた。
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(新校舎)落成から数年、
人を覆う住まいとして
受肉したのだろう、
それは日々子どもたちがここで、
より高次の生命力を閉じ込めずに
動き回って満たしている、

ここ数日は特に12年生を中心に
高等部の皆が、
そうしてこのホールから建物全体、
その周辺にまで、
いわゆるエーテル、アストラルの身体、
もしかしたらコザールに至るまでを得て、
深い深いゆるしといやしで
満たしたゆえのことだ。

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オイリュトミーを観ると、
わけもわからないまま涙が溢れてくる。


そういうことは人生のうちで
あまりないことで、この時、
そしてあの時もそうだったと、
他事では数えるほどしかない。


オイリュトミーとの出逢いからほぼ20年、
はじめ、どう観たらいいのか?

何が起きているのか、何をしているのか? と、
よくわからないまま観ていて、
それでもわけもなく、いつも涙が溢れた。
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夫婦ともども、いつもこれでいいのか?
何をやっているのか? と、手探りで、
必死に子どもたちの心の成⻑、
よりよい環境を調えるために
日々過ごしながら、
不安もあった、外圧もあった、

そんな中で学期末や年度末の
オイリュトミーを観ては涙を流し、
意識レベルではわけもわからず、
なのにそれ以上の納得がやってきて、
自分がひらけてまた日々を過ごす。
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一応自分では、何か意識とか感覚と
いう次元ではない身体に
伝わってくるものがあって、
意識が目覚めると共に眠らせる
そういう高次の身体、

いろんな物質的次元での
しがらみの中で演じる、
複数の自分の重なりの中で
見失う本当の自分に、
そういうものを突き抜けて
手を差し伸べてくる高次の身体が
オイリュトミーなのだろう、
と受け取っている。
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それは、何も一つの作品を通してと
いうばかりではなく、
今回なら豊田先生の導入のお話の中
での一瞬の振る舞い、
子どもたちの仕草、
佇まいのなかにも
その身体 が出現する。


プログラムにはなかった、
最後の「出逢い」など、
そんな空間が動く感触を
受け取ることができた。
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頭がおかしいのかこの人はと
思われるかもしれないが、
例えば、3m ほど先の舞台で、
スッと前に差し伸べられた手は
私の目の前まで来るし、
ふり掲げた両腕は
天井の梁も屋根裏も突き抜けていく。


演劇で「無対象行動」と呼んでいる、
いわゆる無いものをあるように
見立てイメージするのとは
違う何かがある。

始めに、ハレルヤがあった。
どこか懐かしい記憶、
そうそう、3.11 のその後
皆で毎朝ハレルヤをした。

次に銀河鉄道の夜の一節、
戦場のメリークリスマス、
ベートーベンのピアノソナタ、
どれも天と地と人との
調和をこころみる身体があった。

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まさに子どもたちは
「星のじょうろ」の身体を観せてくれた。


12年生それぞれが選んだ詩、
そのものからも、
そしてオイリュトミーによって
目の前に出現したその詩の身体も、
しっかりと自己と誠実に向き合い、
また目の前の事象から
目を背けない意志の強さと、
受け取る豊さと、消化力があった。


すっかり忘れていた「おいしいお粥」、
これは東洋では実際にあった話として
伝えられている食べても食べても
無くならない粥鍋の話。

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とても楽しく、大勢の人を満たしてきた身体、
かわいい娘さん、お母さん、
老婆、お粥さんの身体を観せ てもらった。


特にグツグツするお粥さんの身体には
こちらの身体も沸く沸くした。
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そしてショパンの幻想即興曲。

もう人の域を超えて
自然のあらゆる生命力が
身体をもって現れてきていた。


だから、今回卒業公演ということになった
お二人には、お礼の言葉しかないのだけれど、

オイリュトミーを通して育んだ身体
(私はそれが人のありのままの身体
だと思うのですが)、

どんな時もどこにいても、
何をしているのであっても
その身体でと願うばかりです。
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人類がこのオイリュトミーの次元の身体に気づくのは、
まだまだ先の話なのか、
意外に今年あたりそうなのかもしれない。


いずれにせよ、
そういう身体性はずっとあって、
これからも失われることなく、
この頬の横から大気圏の彼方に至るまでにある。


気づくか気づかないか、
目覚めるか目覚めないか。


自分から自由になるための、
そして思考や感覚のくびきを
超えるためにはこの小径しかない。

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もしかしたら、
つべこべ言わずにオイリュトミー、
あれこれ考えずにオイリュトミー
なのかもしれない。


私はおそらくそうなのだろうと思う。
もしかしたら観てもらって
感想を聞いたら、あれこれ聞かずとも
その人そのものが
伝わってくるのかもしれない。


子どもたちの育みと共に
このオイリュトミーに救われながら
歩んできた20年の体験からも、
かなり本気でそう思えていて、
今回もまたその実感を深めさせてもらえた。

(11年生保護者)
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・・今後のイベント・・ 2023年5月10日(水) おはなしと小さな手仕事「ことり」 (*未就学児保護者向け) 予約要 詳細は公式WEBにて近日公開します 2023年5月21日(日) にじいろまつり 親子で体験するシュタイナー教育と手作り市 詳細は公式WEBにて近日公開します 予約不要・入場無料 2023年6月18日(日) 学園説明会 予約要 詳細は公式WEBにて近日公開します
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(準備風景)


シェイクスピアなのである。
わたくし、大人です。

20年超、演劇を
趣味としてきました。
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それでもこれをやれと言われたら 相当な覚悟をせねばなりません。
もう一度言います。
シェイクスピアなのである。
しかも「オセロ」。

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一般的に演劇では、 演じる役が自分と近い人物であればあるほど 役作りのアプローチもしやすくなるものです。 学園の10年生が演じるならば、 「現代の、日本の、高校生の、女の子たちのお話」 ならば作品理解も深めやすいでしょう。
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しかしオセロは「時代も、国も、年齢も、 (大半が)性別も違う人物たちのお話」なのです。
10年生って16歳ですよね? 全員女の子ですよね? はっきり言ってハードル ガン上げムチャぶりです。

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学園の演劇の授業では、 これまでもよく海外作品に
取り組んできましたが、 そこに先生方の半端ない 意気込みをいつも感じます。


本番の舞台上では、 作品との取っ組み合いの成果でしょう、 どの子たちも 目に見えぬ擦り傷や痣を全身に負いながら、 瞳を輝かせ、役を生きようとしていることを 毎回客席で感じます。
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一方、少々もどかしい思いを 抱いてきたことも事実です。 役の持つ多くの属性を理解し、 それを表現することに力を使ってしまうことで、 役そのものの内面に向き合うことが どの程度できているのか、 疑問に感じてもいました。
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そのような意味で 今回10年生が行った、 戯曲を現代に置き換える
アレンジというのは、 私のもどかしさを 打ち消してくれる試みでした。
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当日配られたパンフレットによると、 この作品はオセロの悲劇性を 深く感じる場面を抜き出し、 各エチュードの構想を それぞれの10年生が考え、 先生の力を借りて 台本に仕立てたそうです。
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パンフレットにはエチュードごとに 登場人物の関係図が描かれ、 彼女たちの捉えた悲劇の構図が 示されています。 その中には「恨んでいる」「憎んでいる」 「嫉妬」などの言葉が出てきますが、 それらの感情が引き起こす 人間関係の変化を実際に演じて見せるのですから、 人生経験16年の彼女たちには 大仕事のはずです。
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しかし、現代版アレンジのおかげで、 原作の大げさな言葉遣いに振り回されることなく、 観客に多くの情報を理解させる作業からも解放され、 等身大の彼女たちで演技できていたことが 素直に良かったと思えました。
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例えば、エチュードの中で、 「いやな人が来る」と知った時の役の 気持ちや二人の関係性の変化を演技から 受け取ることができました。
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それもぐるんと180度ではなく 直角手前の80度くらいの感覚を。 気持ちいいです。 そして押したり引いたりで 少しずつ変わる会話のバランス。
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それらを丁寧に拾い上げ
紡いでいくことで 人間関係が浮かぶ作品だったと思います。
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この世は、誰がいい人で誰が悪い人なんて 単純なものではない。 誰もが悪にも善にもなりうる、 そのバランスの上に生きている。
そのバランスが崩れたとき、悲劇が起きる。 そのことを示してくれるような 少女たちの熱演でした。
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最後の1シーンだけは
原作そのままを がむしゃらに取っ組み合って 演じていました。
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善を貫ぬくことさえ 悲劇を起こすとすれば、 その善は悪なのか。 では本当の善とは何か。 そんな問いかけが 胸にポツンと落ちたとき、 幕が下りました。
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最後にもう一度言います。
シェイクスピアなのである。
(5年生保護者)

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(お手伝いしてくれた11年生とともに) ・・今後のイベント・・ 2023年5月10日(水) おはなしと小さな手仕事「ことり」 (*未就学児保護者向け) 予約要 詳細は公式WEBにて近日公開します 2023年5月21日(日) にじいろまつり 親子で体験するシュタイナー教育と手作り市 詳細は公式WEBにて近日公開します 予約不要・入場無料 2023年6月18日(日) 学園説明会 予約要 詳細は公式WEBにて近日公開します
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1月27日に、学園ホールにてオイリュトミー発表会がありました。昨年度は、全学年の発表会は行なわれなかったので、久しぶりに1年生から10年生までのオイリュトミーを見ることができました。


初めは1年生です。三島先生から低学年のオイリュトミーについて話を聞き、発表が始まりました。低学年は、先生と一緒に輪になって動きます。可愛らしい1年生の子どもたちは、先生と一緒に、種になったり、お日様になったり、楽しそうに動き、会場が温かな雰囲気に包まれました。
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続いて2年生の発表です。輪になって動き始め、友達に向かって真っ直ぐ動いたり、友達の周りを回ったり、元気よく動いていました。
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3年生は、音楽に合わせてリズムよく動きました。アラベスクの曲では、向かい合い、手をクロスさせるポーズをして、自分と世界との境界を作りながら動いていました。
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4年生は、輪になった形の中にお手玉を置き、フォルメンを動きました。相手と交差して動いた後は正面を向いて、堂々と発表する姿に成長を感じました。
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5年生は、一人ひとり異なる色の衣装で、音楽に合わせて交差する動きが美しかったです。表現力豊かに動いていました。
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6.7年生は、身体も大きくなり、動きに迫力がありました。より深く、音楽や言葉を表現できていて、見とれてしまいました。
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8年生は、トルコ行進曲に合わせて、銅の棒を使って動きました。お互いに棒を投げて、受け取ったり、途中、戦いの動きも取り入れたり、とても面白く、見応えがありました。
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最後の10年生の発表は、二つの作品の表現に取り組んでいました。今までの練習の積み重ねで、このような美しい動きができるようになるのだ、と分かりました。これからも表現力を磨いていって欲しいです。
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1年生から10年生までの発表を観て、学年ごとに成長に合わせた動きがあり、それぞれの学年にとって必要なオイリュトミーの動きがあるんだなぁと感じました。これからも、子どもたちの成長とともにあるオイリュトミーを観るのがとても楽しみです。
(4年生保護者)

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・・募集中・・

学童指導員▶︎詳細

常勤職員・音楽科非常勤講師▶︎詳細


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