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いつも楽しい手仕事の会。
今回は、学園の手仕事の先生から虹染めを教えていただきました。
毎年、年度末に各教室のカーテンを染め直す我が学園。
私はその作業を担当したことがなく、初めての染めにワクワクでした。
まずは手仕事の授業のはじめに唱える言葉と手の体操からスタートです。
子どもたちが教室で体験していることを教えてもらえるのも嬉しかったです。
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虹染めということで、色彩の話もしてくださいました。
シュタイナー教育の中でも色彩は大切な要素で、気質とも関連していたり、気分を変えてしまう力を持っていたりなどのお話も。
子どもたちが学んでいる教室の壁の色も、今回の虹染めと非常に深く関連しておりました。
身近ながら、奥が深い「色」。
知ることで、私の中の色の捉え方が少し変わったような気がします。
いよいよ、メインの羊毛の染色です。
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輪になった毛糸の束をどうやって虹色に染めるのか。
机に並んだ3つのお鍋とボウル。
右は黄色。
真ん中に赤。
左に青。
この3色で虹色を作ります。
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1回目は黄色のお鍋に毛糸を浸します。輪になった白い毛糸は半分が黄色に染まります。
2回目は赤のボウルへ。
黄色と赤が混ざり、毛糸は黄色、オレンジ、赤の3色に。
3回目は青のボウル。 
黄色と赤と青が混ざり、緑と紫色の2つの中間色と青が同時に現れ、虹色の完成です。
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新しい色が現れるときの楽しいこと!嬉しいこと!
最後にお酢で色止めをするのですが、ここで更に色が鮮やかに変身するのです。
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「うわ〜!きれ〜い!」とたくさんの声が上がりました。
 
同じ材料で同じ色に染めるのですが、1つとして同じものが出来上がらないのも面白かったです。
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手仕事の良さはそこにあるのかな。
みんなで染めた美しい虹色の毛糸たちを眺めるのも、また楽しい時間でした。
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おしゃべりと手仕事と。
充実した時間をありがとうございました。
(6年保護者)
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・・今後の開催イベント・・
8/28(日)見学会・体験授業
【第2回】
9/18(日)学園説明会
【第2回】
*詳細や募集については決まり次第、ホームページに掲載いたします。

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3、4年生「家づくりの学び」を写真とともに振り返ります。
まずは、材料の竹を切り出すところから。
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地鎮祭の様子。
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土壁の準備。藁を切って土に混ぜ込みます。
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様々な道具を使わせてもらいました。
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子どもたちが山で伐り倒した木が棟木として取り付けられます。
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竹と縄で小舞を編み、土壁の下地を作ります。
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いよいよ壁を塗ってゆきます。
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展望スペースの床板を取り付け。
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子どもたちに大人気の大工さん。
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ご近所の方を招待して、餅まきをおこないました。
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・・今後の開催イベント・・
6/4(土)
学園説明会 ご予約受付中
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4月下旬、高等部主催のスポーツフェスタが開催されました。
グラウンドは前日の雨で土が湿っていたり、水溜りもありましたが、天候に恵まれました。

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高等部は朝早くから集まり、テント設営やライン引き、受付準備などをしていました。
少しずつ参加者が揃ってきて、それぞれに場所取りとテント設営。
手作りのプログラムが配られ、ほっこりしました。
高等部の「スポーツフェスタを始めます」という掛け声から始まりました。
まずは、全員で準備体操から始めました。 
 
初めは、1、2年生のタグ鬼。

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 高等部が鬼になり、背中にタグをつけた1、2年生がタグを取られないように逃げ回ります。
元気一杯走っている姿は可愛らしく、高等部のお兄さんお姉さんの大きさが際立って見えました。

次に3〜5年生の玉入れ。

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 高等部が背中に籠をかついで走ります。それを、力有り余る3〜5年生が追いかけ回して玉入れし、終了後にみんなで数かぞえ〜!
赤102コ、白90コという結果になりましたが、一生懸命に玉を入れる姿は両者ともとても良かったです。

次にスウェーデンリレー。
1〜4年生で赤2名、白2名で1年生からスタートします。学年によって走る距離が変わります。
まだまだ小さな身体で思い切り走る姿はとても可愛らしく、頑張りが伝わってきます。
学年が上がるごとに走る速度が増すのを見て、その度に成長を感じてしまいます。

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そして、練習やリハーサルなどない体育祭ならではのハプニング!
赤、白を間違えて相手チームへタッチしてしまう姿も見られ微笑ましかったです。
5年生から高等部は、更にスピード感と迫力のあるリレーになり、応援も熱くなりました。

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 休憩タイムをとってから、後半戦です。

5年生から高等部の障害物リレー。
最初は頭に板を乗せて、落とさないようにバランスをとって歩きます。
バランス感覚の優れた子は、サクサクと小走りする姿も見られました。

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 次に、スプーンにボールを乗せて平均台を渡ったあと、縄跳びもしくは、皿回しを選びます。 
風があるため、皿回しを選んだ子はいませんでした。
最後に、積み木を40gになるよう秤に乗せたらゴールまで走り、次の走者へタッチしていきます。
どの障害物もこなせてしまう様子から、5年生を境にぐっと違いが出てくるのが伝わりました。
障害物リレーはとても見応えがあって、応援しながら自分も参加したいと思えるほど楽しくなりました。

次に綱引き。
高等部の赤白対戦です。
力強く競り合う姿は大人顔負けです。
グラウンドのぬかるみに足を取られてしまう場面も見られ、配置換えして対戦しました。

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 綱引きでは保護者の出番もあり、私も参加させていただきましたが、本気の戦いでした。

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 保護者は、高等部との対戦や、教員との対戦など何戦か勝負し、すべて保護者が勝ち取りました!
応援していた児童も参加して力一杯綱を引き、それぞれにやり切った表情が清々しく見えました。

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 最後の種目は、全校リレーでした。
1年生から、高等部まで続くリレー。
小さな子からどんどん背が大きくなり、スピード感も変化するリレーは、まさに、成長の過程を感じました。
結果は赤チームが勝ちました。悔し泣きしている低学年の子の姿を見て、これから先どんどん上を目指して頑張ってゆくだろうと思いました。

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スポーツフェスタに参加して、通常の学園生活では見られない1年生から12年生の姿を間近で見る事ができて、とても楽しめました。
温かみのあるスポーツフェスタを主催してくれた高等部に感謝致します。
(4年生保護者)


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昨年に続き、今年も「東京賢治シュタイナー学校」の12年生18名が、
卒業オイリュトミー公演のために愛知に立ち寄ってくれました。

愛知の卒業生は3名なので、その6倍の高校生が校舎に到着した時には迫力がありました。
ちょうど休み時間だったこともあり、下のクラスの子どもたちは興味津々で
窓から乗り出しての大歓迎。全校生徒が拍手でお出迎えしました。

1F5A485F-0F62-4CCD-88F1-974C40D4DA5C到着して早速2階のホールでリハーサルスタート。
おもてなし部隊の母たちはキッチンで昼食の準備です。
今年も保護者からの持ち寄り料理をワンプレートに盛り付け、
スープやおにぎりを作ることにしました。
お昼に1階のキッチンに降りてきた彼らは、料理を見るなり
歓声を上げてくれました。作りすぎたかな?と
心配していたのですが、みんな綺麗に平らげて、
「スイーツも食べたい〜。でも我慢。」と言って甘味類は
公演後に食べることに。お昼をたくさん食べて2回もの
公演で動けるのかな?と心配しましたが杞憂でした。
とてつもない運動量なのです。ホールを目一杯使って
すごい勢いで動くこと動くこと。
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前半はゲーテの詩を含む3曲を舞い、休憩を挟んで後半は
メルヘン「森は生きている」をオリジナル脚本に起こした演目と、
リストのハンガリー狂詩曲第二番でした。
ゲーテの詩では水の流れを滑らかな動きとスピードで表現し、
メルヘンでは笑いを誘う語りとコミカルなオイリュトミーで和ませ、
リストのハンガリー狂詩曲ではアップテンポなリズムを
18人が目にも止まらぬ速さで表現していました。
どの曲も、それはそれは見応えがあり、まだまだずっと見ていたいと
思わせるほどでした。

更に、シルクの衣装はうっとりするほど美しく、特にメルヘンでの
クライトの発色が素晴らしかったのです。12の月の精が着る12色の衣装や
装飾がとても綺麗で見惚れました。

公演が終わって私服に戻った彼らからはさっきまでの気迫が消えていて、
その切り替えの速さにこちらがまだ余韻に浸っていたいのだと気付かされました。
A40F7401-7793-4763-B02A-3CFE7C4FC054 12年生どうしの束の間の交流を終えて、おもてなし部隊が用意した
夕食のお弁当とおやつセットを大事そうに持って行きました。

夕方6時前、とっぷりと暮れた学園の駐車場に、日進駅まで送るために
学園保護者の車が集まりました。分乗していく12年生を見送るとき、
愛知もこんな大人数の訪問を受け入れられる日が来たのだなー、と
ひとりで感動を噛み締めていました。

引率してくださった先生方、快く送り出してくださった保護者の皆さま、
本当にありがとうございました。
コロナ禍のため、恒例の海外公演が出来なくなってしまったけれど、
これから1週間かけて京都方面を旅するそうです。
12年生のみんな、愛知に来てくれてありがとう!
良い旅を。
         (おもてなし隊 12年生母)

〜プログラム〜
①メル・ボニス:ピアノ四重奏曲第1番op.69 第3楽章
②J.W.ゲーテ:詩 “水の上の霊の歌"
③S.プロコフィエフ:ピアノソナタ第1番 op.1
ーーー15分休憩ーーー
④メルヘン"森は生きている”
⑤F.リスト ハンガリー狂詩曲第二番

6C17907B-1303-47DA-AE32-1FEFABAA62C4ー1ー よりつづき

また、禅坊主やヨガ行者のようなことにも取り組んだ、
それは内的視覚化というが、実際には目の前に無い存在を、
意識の中で捉えて映像を浮かび上げる。いわば自前のVRだ。
これも現代人においては難しい。しかし彼らには培われていた。
これはシュタイナーの講義録では、高次の次元の認識方法であると
語っている。
ところで、人間は誰しも「自前VR」はおよそ日常的に行なっている。
それは特に恋焦がれるとき、心の渇きを癒そうとするとき、
慕う人と出会っている人は常に目の前にその人が居る。
誰かに強烈に想いを寄せるとき、人は必ず「自前VR」に
嵌まり込んでいる。誰でも自然にやっていることだ。
これも彼らはすんなりとやってのけ、観ているこっちまで
それがビンビン伝わってきて、初々しく清々しい気持ちに
させてくれた。そこに身振り手振りはなくとも、言葉なくとも。
ただ想うということがこんなに伝わってくるものなのだ。
 
3DE01903-2364-4736-9CFA-584480297F9D仏教には身読という方法がある。耳で読むのはなく、
口で読むのでも、頭で読むのでもない、身体で読む。
物語を行動して体験的読む。
演劇はかなり贅沢で濃厚な読書なのだ。
これはあらゆる宗教が発生当初から採用してきた読み方だ。
知性というはまりこみ、自分の主観、前提知識や記憶で
観ることによる堂々巡り、成長という言葉と無縁に
させている壁が破られる。
これも演劇がもたらす救いだろう。
 
少し長くなってしまうが大切なことなので
もう少しご辛抱いただきたい。
 
この舞台のお稽古をしている彼らが暮らしたホールの下で
何が起きていたのかは誰も知らなかったが、
あとで先生たちの向き合った厳しい現実を漏れ聞き、
そういったこの学校の現実ともこの舞台は繋がっていたのだと驚いた。
大人の代名詞でもある「分別」や「良識」。また「正しさ」
「崇高さ」「清らかさ」というものは、その質が高まれば高まるほど、
真夏の太陽のように深く濃い闇を作る。
私たち大人は、今質の高さや勝ち負けの基準の変更を迫られている。
指導する方法をより高める時が来たのだ。
それは、圧倒的能力の高さによって相手を打ち負かすことが
できる者が勝者であり、それが人としての崇高さであるという
倫理観をやめることでもある。
そういった自分の高さを誇示して相手の低さを突きつける気高さと、
もう一方にある、他人や子供達において、本人以上に、その本人も
気づいていない崇高さ素晴らしさ、能力の高さに気づき、また引き出し、
それとなく本人に優しく気づかせていく気高さ崇高なる人間性がある。
言うまでもなく、前者より後者ははるかに崇高なことは明白であり、
皆が望むことだ。これには子供たちのほうがすでに
気づいているのだと感じる。
 
相手を生かそうとする。
しかし自分の立場で自分の思い入れで善意をもって
それをやってしまうところにホラー(恐怖)は忍び込んでくる。
この物語の登場人物も、みんな一生懸命お互いにそれをやっていた。
これも、作者の意図であろう。
 
こうして、我々現代人が共有する「はまり込み」から
離脱していくことと、よき舞台とは関係している。
またそれがそのまま観劇によって得られるカタルシスにもなるが、
もう一つ、これから永く毎年生まれるこの学園の舞台が
より良いものになるために、観客のはまり込みを共有したい。
有名な話としては、「8時だよ全員集合」という公開収録の番組において、
観客が「シムラ〜うしろ〜」と叫ぶ逸話がある。
観客が物語に没入するのだ。
今は異質に思えるが、それが珍しくなったのはかなり最近のことで、
昭和の40年代まではむしろ当たり前のことだったし、
何より歌舞伎では「掛け声」や「合いの手」は今も当たり前で、
日本人には馴染みがある。しかし一時期インテリはこれに
しかめっ面をした時期があった。
 
物語の中で起きる出来事に、たまたま居合わせた人というていで
観ることは特に子どもたちにとってはとても優しい観客である。
逆にコチコチに冷静な客観性によって主観的に自分の前提や
記憶や知識をフル回転させて批判的に観る観客は俳優においては
かなり手強く、舞台上での生活する身心に鋭く刺さってくるものがある。
まあそれも一つの緊張感となるから抹殺すべきものではないのだが、
その目線によって一つだけ失うものがある。

それは全く成長しない、今の自分以上のものを発見し
豊になることを失う硬直化した態度である。
これはとても勿体無いことではないだろうか。
せめて観劇の時くらいは、おどろきと無邪気さで、
面を白くして全肯定的に観る、そんな子供たちのような
創造の達人に戻りたい。
目の前の現実は観ている自分の影響を受けている。  
                   
     (生徒の親 ふくめん演出者 CS)
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