【講義①】トップダウンからボトムアップの教育へ 〜三つの7年期と魂の成長の道のり その1~
シュタイナー教育が子供の成長をどう捉えているかということが、先生の説明と図でよく理解できました。
我が子の成長を振り返りながら聞いていましたが、それぞれの発達段階で「ああ、なるほど」と感じるところがたくさんありました。
発達に応じて“この時期だから大切なこと”があり、ときどき「もう遅い、しまった…!」と心で小さく叫びつつ、今からでもしてあげられることを息子にたくさんしていきたいと思いました。
【講義②】思春期の子ども達をどのように支えるか
【講義②】思春期の子ども達をどのように支えるか
〜三つの7年期と魂の成長の道のり その2~
いい意味で心えぐられる授業でした。思春期の自分と向き合わねばならない瞬間が何度かあり、当時の内向きな気持ちが蘇りました。意見を交わした参加者の方が「高校生の時に家出したことがあるんです」とおっしゃって、明るい方なのにとても意外で、みんなそれぞれに思春期を右往左往して通過して今があるのだと実感しました。
先生の説明を聞いて、あれは自分を解体して作り直していた時期だったのか、と初めて自身を外から理解できた気がします。今でも茶化して「ハートはいつでもセブンティーン」と言っているのが恥ずかしくなりました。いいかげん壁を壊して成長しなくては。もう大人なんだから。
【大人のためのシュタイナー教育】11年生の世界史エポック(宗教史)を体験する
「こんな授業を学生時代に受けたかった!」講義が終わって、それが最初に出た感想でした。
中学生までは「漫画 世界の歴史」でどうにかクリアしていた世界史。それが高校に入ると、国が興る・滅ぶという概念がとんとわからず、その時代の人々の暮らしや風景などがイメージできず、世界史は私にとってひたすら暗記をするだけの苦手科目になってしまったのです。
しかし佐藤先生の講義は、まさに世界史の「体験」でした。私の心は、ときに海賊に襲われる村人になり、ときにノラスコとともに船に乗り、地中海を北へ南へ苦難の旅をしました。先生の臨場感溢れる話(いや、むしろ演劇)に引き込まれ、常に「自分ならどうか」という問いを抱きながら講義を聞き終えました。
「自分ならどうか」。 この視点は私がこれまで世界史を学ぶ上で全くしたことのないアプローチでした。私の人生における世界史の勉強は、他国で過去に起こったことを事実として記憶すること。 そうではない学び方ができたのは嬉しい驚きでした。もし図書館でノラスコの本を見かけたら、きっと手に取って借りてしまうでしょう。 それがきっと学びへの欲求なのでしょうね。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。