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6月26日に開催された「韓日スピーチコンテスト2021」に
愛知シュタイナー学園の高等部から2名の生徒が出場しました。

応募者34名のうち予選を突破した24名の出場者が本戦に進み、
日本籍の人は韓国語で、韓国籍の人は日本語でそれぞれスピーチしました。


このコンテストの主催は駐名古屋大韓民国総領事館と
一般社団法人日韓経済文化交流協会です。
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本選には在日韓国人の祖父母を持つ小学生の子から、
韓国に留学経験のある大学生や、
逆にこのコロナ禍で留学に行けていない学生、
日本語教室の講師の方や、
もう何十年もアジアの人々と交流を続けている老紳士など、
様々な背景と年齢の方々が参加されていました。


学園では5年前に第2外国語として韓国語の授業が始まりました。


特に昨年からは、韓国で日本語を教えていた先生を中心にして
在日韓国人の2名の先生が加わり、韓国語の授業が充実してきました。


その先生方から勧められて今回のスピーチコンテストに2名の生徒が
応募してみることにしたのです。


22番目に発表した11年生の生徒が発表した
「日本で韓国を楽しむ方法」は、
韓国語で書かれた詩人ユン・ドンジュの詩を
自分で調べて訳すことでした。


日本語で翻訳された詩を読むだけでは
作者が伝えたいことが本当に自分に伝わっているかわからない。


その詩人が書いた原文を自分なりに読み解くことで、
その人を通して韓国という国を理解でき、
そこに楽しみを見い出せる、と韓国語で堂々とスピーチしました。


詩の原文を自分で翻訳しようなんて思ったことも無い私は
素敵な趣味だな、と思いました。


彼女は言葉や文章が大好きで、
幼少期からよく本を読んでいる子でした。


それが学園での授業をきっかけに韓国語でス
ピーチする姿を見て感動しました。


これからも、もっと韓国語を勉強するつもりだ、と語っていました。


23番目に発表した12年生の娘は
「コロナ禍で韓国料理がより好きになった理由」を発表しました。


コロナで在宅中、学園の韓国語の先生に教えていただいた料理を
家で実際に作ってみて日本のレシピをもとに作ったものと味比べをしました。


もちろん本場韓国のレシピの方が美味しかった。


それは当たり前かもしれないけれど、
なぜ日本には韓国のレシピがそのまま伝わっていないのだろう、
と疑問に思ったそうです。


例えば「もやしのナムル」を
日本では「もやしキムチ」と表記して販売していますが、
韓国の人にはとても違和感がある言葉だそうです。


他にも、日本では「チャンジャ」で浸透している明太子の塩辛は
「チャンナンジャ」と言わないと韓国では通じない、
など日本で使われている韓国語が微妙に違っている。


その国の料理や言葉を正しく理解して取り入れることが、
その国を理解する事に繋がるのではないかと思う。
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と、本番でマスクを外し忘れた娘は、
終わってからそのことに気づくほど緊張していました。


2人は賞には選ばれませんでしたが、
初めてのスピーチコンテストが良い刺激になったようです。


先生方には原稿の推敲や練習用に韓国語での録音を準備していただき、
大変お世話になりました。


コロナ禍で昨年のコンテストは開催を断念したそうです。


そんな中、今年は感染対策を万全にして開催してくださった主催者の方々、
大勢の方々のご尽力に感謝の気持ちでいっぱいです。


貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
(12年生保護者)


 お申込期限 7/12
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(*今年最後です。2学期は開催致しません。2022年度ご入学をお考えのご家庭はぜひお越しください)
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