先日は、20198月に東京で開催された『世界がかわる学び〜シュタイナー教育100周年〜』で行われた映画監督・河瀨直美さんと、俳優・齊藤工さんのスペシャル対談の録画を観る機会に恵まれました。

 

 テーマは「教育ってなんだろう?」。私にとっても、まだまだ学び途中のこのテーマは、とても興味深く、河瀨監督と齊藤さん、司会をされていた京田辺シュタイナー学校の安藤先生のお三方から紡がれる言葉たちに、シュタイナー教育を受けている我が子の未来や、親としてできることを垣間見る良い時間となりました。


 印象的なお話として、「シュタイナー的か否かの線引き」という言葉があり、公教育の学校が「輪郭の中に色をもつ」のに対し、シュタイナー教育は「色と色が伸びて重なり合ってボーダーがない感じ」と表現されており、また、シュタイナー教育は『枠組み(ボーダー)がない』という言葉がお二人から何度も話されることがとても印象的でした。

ブログ記事 出典 東京新聞
(出典 東京新聞「東京すくすく」
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/


 
 にじみ絵のうに、ひとつひとつの色に枠がなく溶け込み、混ざり合い、ひとつの色が主張するのではなく、調和していく。シュタイナー教育で育った齊藤さんのお姿や言葉、立居振る舞いを拝見し、学びの途中である我が子は、「今」は点となっている学びが、いずれ点と点が繋がり、線となる瞬間を体感するときがくる。それは、子どもたちにとって大きな学びとなり、人として色鮮やかに花開いていくことでしょう。そんな未来を垣間見ることができ、親としてはいつか来るその瞬間に、我が子はどんなことを感じるのだろう?と、とても胸が踊り、感慨深いお話でした。  


 また、齊藤工さんの目が、シュタイナーの子どもたちと同じ目をしていると安藤先生がお話されたいました。齊藤さんがシュタイナー教育を受けたのが小学6年生までとはいえ、人の目が真実を語っており、そこから何かを学ぼう、知ろうとする姿勢が体に根付いていて、大人になった今でも自然とやっているのだな、と思いました。
 

 「目は口ほどに物を言う」。安藤先生と齊藤さんのこのお話を伺った時、真っ先にこのことわざが浮かびました。目を見て、相手の真意を掴もうとしている子どもたちに対して、私は蔑ろにしていないか?きちんと真摯に向き合っているか?そんなことを自問しました。子どもたちにとって、一人の信頼できる大人として、自分の行いを省みる機会ともなりました。

 

 まだまだ勉強不足な私ではありますが、シュタイナー教育で育っている我が子がこれからどんな花・色の未来を彩っていくのか、それがとても楽しみとなり、親としてできること、子どもたちと過ごす時間を更に大事にしうと決意する時間となりました。(3年保護者)


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