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1月24日、シュタイナー研究家の森章吾先生の 保護者向け講座「はじめてのアントロポゾフィー」が 開催されました。森先生は高等部の外部講師として 「骨学」や「天文学」などの授業をしてくださっています。

ルドルフ・シュタイナーが提唱した 「アントロポゾフィー(人智学)」は、 ヨーロッパを発祥に世界的に広がり、 教育、建築、芸術、医療などの分野にまで 幅広く影響をもたらしました。

シュタイナー教育の礎となっている思想です。 講座の中で、 森先生の授業の一つである「骨学」より 心に残る興味深いお話がありました。

「赤ちゃんには”土踏まず”がありません。 体重が増えて重くなるのに、成長に伴い、 土踏まずが出来てくるのです。 これは、体にかかる負荷に対し 【対抗しようとする力】です。
人は重さに打ち勝つ力を備えているのです。 つまり、人間には、より成長したいという ”向上心”が備わっているということです」
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(*こちらの写真は高等部の授業中に撮影したものです)

シュタイナー教育は一つひとつの授業が どれも芸術的で、 子どもたちが授業で作っていく 「エポックノート」、 先生方の「黒板画」や「教室の設え」、 また学期祭で子どもたちの学びの発表を 目にするたびに、その美しさに感動します。

これは、 シュタイナー教育の根底に、 人間の素晴らしさや命の尊さがあることを 教えてくださっているからではないかと 思いました。

今回、アントロポゾフィーについて学ぶことで、 子どもたちが普段学んでいる教育の背景を さわりではありますが、知ることができました。

森章吾先生に、大変面白く、貴重な講座を していただけたことに心より感謝しています。 (1年生・3年生保護者)