先日、北棟ホールで子供たちによるオイリュトミーの発表が行われました。
3404A807-5300-41F1-892B-B14036BFC15Bホールでは和太鼓、アンサンブル、狂言と
いろいろな発表が続いていますが、
グランドピアノも入り音響も素晴らしいと
お褒めのあったホールでの待ちに待った
オイリュトミー発表。
久しぶりなのと、8年生以上の発表ということで、
どんな素敵なものが見れるのかと
ワクワクしながら参加しました。

9,10年生は日本の民話のメルヘン。
メルヘンを見る機会があまりなかった私ですが、
物語にオイリュトミーの動きが加わると、
普通の劇とはまた違う幻想的な雰囲気になるのですね。
E8BCAF69-F2FB-450E-87CD-95AD30C00163 すべてを表現しなくても、先生の語りと4人の動きで、
お話の世界がステージいっぱいに広がり、
楽しませてもらえました。

8年生はかわいらしいエプロン姿で軽やかに
美しくお掃除をする動きを見せてくれました。
狂言発表の時はしっかりと声を出し
堂々としていた彼女たちですが、
今回はちょっと恥ずかしいのかな?と
感じられるかわいらしい演技でした。

卒業間近な生徒が在籍する11,12年生の発表は
いつものカラフルな衣装とは違い、
白と黒の統一された衣装で、
坂本龍一の曲にのせた洗練された
3B750A93-C388-4391-9E5A-BB3FE3C33208美しい動きを見せてくれました。
みんなの顔つきがいつもよりキリっとしていて、
ぐっと大人に近づいている様に見え、
大きな成長を感じさせられました。
彼らと出会った頃は、まだ中学生で
かわいらしさが残っていましたが、
すっかり頼もしい姿になっていました。
わが子を含め、子ども達はあっという間に
成長していってしまうものですね。

オイリュトミーを詳しく理解しているわけではないので、
細かなことはわからないのですが、
いつも見ていて美しと感じるオイリュトミー。
保護者の勉強会でオイリュトミーの動きの体験を時々させてもらいますが、
なかなかうまく動けず、参加者全員で合わせると動きがバラバラに
なってしまうことが多々あります・・・
子どもたちが乱れることなく、秩序ある美しい動きを繰り返し続け
表現できる力にはただただ、すごいなぁといつも感心させられます。

最後にはいつもお世話になっている秦先生もお祝いの演目を披露してくださいました。
このホールが日本ではとても恵まれている環境であること、
新しい次の時代を担っていく若者たちが、この空間を彩っていってくれるように、
などなど暖かいお祝いの言葉も贈ってくださいました。

入学した当時は2棟の新校舎が立ち並ぶ今の立派な学園の姿は
全く想像もしていませんでしたが、全学年の生徒が揃って1つの場で学び、
発表も披露することができる場ができた事を保護者としてとてもうれしく思います。
これからもこの場でよい学びがずっと続き、たくさんの未来を担う子供たちが
巣立っていくすばらしい場になってほしいと願っています。

(4年生保護者)