FA80902D-22CA-4C35-BD3E-4FD4020635CC4月に担任の先生から中等部プロジェクトに取り組む4人に
出されたテーマは「もの作り」。
保護者へのお願いは「手伝わないこと」でした。

普段はチェロをやっている8年生の娘が選んだテーマはバイオリン作り。
バイオリン修理工房を見学しに行った結果、
難易度や必要な専用工具の多さから
ベースになるバイオリンキットを購入し
組み立てを自分でやると決めました。
農業実習、学期祭、そしてヴァルドルフ100周年の記念に
愛知を訪れるクラベール家との交流会など
発表の7/20が迫るほど時間がない割に、
キットが届いて開封した5月に喜んだっきり
バイオリンはバラバラの状態が6月中旬まで続いていました。
農業実習に行く直前に胴体の両面のくっつけ作業を開始。

作業を見ていて気になることについつい手と口が出てしまう自分に
手伝っているのと同じと妻が忠告、作業には立ち会わないことに。
自分が一番役に立ったのは、まだ取ってあった小学校の時の彫刻刀が
作業に大活躍したことくらいだったかもしれない。
発表二日前の夜に弦まで張り終わって音が出たときの娘の顔が
ぽっと日が差したように明るい笑顔になったのが忘れられない。
組み立ての途中で楽器がなぜ高価なのかが分かると言ったのも
今回の経験あってのことと思う。

当日の発表は、本も何も手掛かりは使わず自分の靴を見本に作った
キャンパス地の靴、解体したグローブを基に制作した本革グローブ、
自分で摘んだ草花で染め織り上げたクッションカバー、
そしてバイオリンの組み立て。
どれもその子自身で取り組んだ個性があふれるもので成長を実感した。
今後、彼らがどう変わっていくのか、そして12年生の卒業プロジェクトが
ますます楽しみになった。
(8年生徒 父)