592C0D83-CB89-4673-967D-A0156E86560Bお正月を過ぎると、
低学年の保護者たちは「もうすぐ節分だね〜」と
内心にやりとしながら子どもに話すことが増えます。
「節分の日は休む」「ぜったいに行かない」などと
早々と前の年から宣言している子もいます。

節分、シュタイナー学園の子どもたちには、
けっこう存在感の大きい日なのです。
何故なら、本物の鬼がやってくるからです。
昨年も鬼が2匹やってきて、
十分に子どもたちを怖がらせて帰っていったようでした。
今年はどんな鬼が来るのか?
数日前から子どもたちはその噂をしきりにしています。

そして今年も節分の日がやってきました。
鬼の来る直前にはどこからかドォーン、ドォーンという
地獄の底から聞こえてくるような太鼓の音がします。
その音がもう怖いそうです。

結果として今年の鬼は1匹だけで、
しかもそんなに長くはいなかったようです。
「すぐ帰ったし、ぜんぜん怖くなかった」
「捕まえに来た!と思ったら逃げていっちゃった」とか。
例年なら泣いてしまう子多数なのに、
今年はだいたいみんな平気だったそうです(本当かな〜?)。

鬼たち、忙しかったのかな?今年は少ない人数で、
手分けしていろんな場所に行かなくてはいけなかったのかも知れません。
鬼にもいろいろ事情があるのでしょう、、、。
学園に来た鬼さんもくやしかったと思います。
来年は、人数も、時間も増やして
十分怖がらせてくれることでしょう。

鬼が帰った後は福の神がやってきて、
「福」としてお花を一輪ずつ子どもに渡してくれたそうです。
「鬼は外〜、福は内〜」と元気に鬼退治、豆まきしてくれて、
学園の邪気は払われ、福がやってきました。

夜も煌々と電灯がついて、本当の闇を知らなくなってしまった現代の私たち。
良い意味での「怖れ」というものを忘れ、傲慢になってしまわぬように、
「鬼」がやってきておどかしてくれるというのは子どもたちにも、
もちろん僕たちにも必要なのだと思います。

子どもたちは節分が終わってほっとしたのかな?
何事もなかったように今日も元気に遊んでいます。
(1,4年生 保護者)