
見に来てくださった方々からは
温かいメッセージをカードに書いていただきました。
生徒4人と担任は長きに渡るプレッシャーから解放されて
ただ今次々と体調を崩しておりますが、
心身共にホッと力が抜けたのでしょう。
それ程までに一心に取り組んだ劇の感想を
1年生のお父さんと最上学年10年生のお父さんに
書いてもらいました。2回にわたって掲載します。
まずはシュタイナー学園の劇を初めて見たお父さんから。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「もう一度観たい!」
今年、学園に入学したばかりの1年生の娘は、
ゲネプロの鑑賞をした日、帰宅するなりそう言ってきたのです。
日曜日に劇のお手伝いに入る予定だった私は、
そんな娘を連れて行くことができないので、
幸い予定が空いていた土曜日に娘と2人で鑑賞することにしました。
なんとなく懐かしい雰囲気の「芝居小屋」、
客席と舞台の適度な距離感、そしてシンプルな背景。
正直、「文化祭の演劇発表」といった軽いイメージをしていたのですが、
いきなり観る側もちょっと緊張する空気感にまずは最初の驚きです。
開演。プロローグに現れた本格的な衣装にまず目を奪われます。
「なんかすごいぞ」
次々と演者の口から紡ぎ出される台詞にただただ脱帽。
「こりゃすごいな」
4人のキャストとは思えない役替わりと場面転換に驚愕
「どうなってるんだ!?」
劇中に見せる細かい目の動きや立ち位置、
観客を巻き込んでいくようなアドリブ、
そして日々学園で獲得していった楽器の演奏や
オィリュトミーの美しい動きといった
総合的な発表だったのだということを、
最後まで通してようやく理解できました。
そんな7,8年生のこれまで積み重ねてきた学び、
そして作り上げてきた喜びが伝わり、
最後の踊りで目から汗をかいてしまう始末・・
「もう一度観たい!!」
今年、学園に入学したばかりの娘を持つ父親はそう叫び、
翌日も鑑賞です。
セバスチャンとヴァイオラが再会するシーンに涙・・いや、目から汗・・
1回目はみんなのがんばりに、
そして2回目は純粋にストーリーで泣かされてしまうなんて、
それほど彼らの演劇は観る者を引き込み、
感動を与えられるほどのものだったのでしょう。
こんなにすばらしい発表を観てしまうとつい、
自分の子どもは同じような舞台に立てるんだろうかといった不安に
苛まれてしまいそうですが、日々の成長を信じ、
ともに学んでいく先にはたくさんの希望があるということを改めて感じ、
楽しみが増えた発表でもありました。
演じてくれた7,8年生、頼もしかった9,10年生、ともに創りあげていった先生方、
関係者の皆様、素敵な時間をありがとうございました!
(1年生保護者 父)
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。