66C825DF-4D52-499B-A151-DBE6829425B212月のはじめにアドヴェントガーデンがありました。
毎年この日に、学園のお庭に凜として立つもみの木から枝をいただいて、
りんごろうそく用の渦やアドヴェントリースを作ります。

私は開校以来この準備のお手伝いをしてきましたが、
今年は初めて体験させてもらえることになり、
うきうきして待っていました。

ブレーカーを落として真っ暗闇の中、
お庭の通路に灯された行燈の灯りを頼りに教室に入ります。
ライヤーの奏でる静かな音色の中、粛々と進んでいきました。

1年生から3年生の子ども達が一人ずつ先生からりんごろうそくを渡され、
ある子は戸惑いながら、またある子はサーッと渦の中心まで行って、
大きなろうそくから自分の持つりんごろうそくに光をもらいます。
私はこの時の子ども達の顔が大好きです。
自分のろうそくに灯りが移った瞬間の一瞬の表情が
どの子もシュッとして格好良く、驚くほど大人びて見えるのです。

もみの渦の帰り道は、後に続く子の為にりんごを置いていきます。

最後に私も体験しましたが、大きなろうそくから
自分の持つりんごろうそくに火を移すときは緊張しました。
このぴりっとした緊張感が、冬の空気を思い起こさせ、
渦の中に点々と置かれたりんごろうそくの灯りが
明るい未来を指し示してくれているような、
ほわーっと温かいものが胸に灯りました。

私語は慎んで、暗闇と静寂の体験を大切に家まで帰ります。

12月も残りわずかです。
おうちでも、夕食前にろうそくの灯りだけにして、
暗闇と静寂の体験をされてみてはいかがでしょう。
子ども達の心も、更には日々忙しい私たちの心も落ち着きますよ。
                  (8年生保護者)