11月下旬、奇跡のようにきれいに晴れたある日、4,5年生によるオリンピックが行われました。
まるで10月に戻ったかのようにぽかぽかとした日。場所は学園から車でしばらく走り、
林を抜けたところにある、まるで隠れ家のようなグラウンドでした。
四方を森で囲まれていて、木々は紅葉に染まって美しい。
そこはまるで学園のオリンピックのために特別に用意されたかのような場所でした。

3A86E7F9-B19B-4826-BF28-4FF03867BCB3今回のオリンピックは例年より保護者も多数集まり、
学童の先生、専科の先生も足を運んでくださいました。
4,5年生以外の子どもたちも全員来ています。
皆でグランド横の土手に座って観戦しました。

シュタイナー学園のオリンピックはギリシアで
行われていた古代オリンピックを模して行われます。
出場者は(担当の先生お二人も)、ローマ人のような
上下白い木綿の服を着ています。
日差しに白い服と白い肌が眩しいくらい輝いて見えました。
競技の始まる前に、笛の合奏と選手宣誓がありました。
68877F0D-5377-4C04-8239-CC3F87A6BFF7笛のハーモニーが綺麗に重なり、青空に吸い込まれてゆきます。
4,5年生は女の子ばかり5名なのですが、いつもは声も小さめで、
おとなしい5人が、観戦している僕らまではっきり聞こえる大きな声で、
このオリンピックでがんばりたいことを一人一人選手宣誓しました。
その凛とした選手宣誓は本当に胸にぐっとくるものがありました。

競技が始まり、僕らも中、短距離走のときなどは手を叩いて、
声を出して応援しました。
やり投げなどは選手一人一人に拍手が送られます。
丁寧に、ゆっくり競技は進んでゆきます。
選手たちは、表情は静かですが、精一杯の力を出しているように見えました。
最後に、選手それぞれに特にがんばったところを先生に讃えてもらいながら、
オリーブの冠を頭にかぶせてもらい、歌を歌ってオリンピックは終わりました。
いわゆる運動会ではない、競技種目も少なく、競技時間も短い、
素朴とも言えるオリンピックですが、本当に素敵でした。
選手たちは皆、やり遂げた自信に満ちているように見えました。
オリンピックの後は他学年も全員参加した白熱のリレーが行われ、
私たちも熱くなって応援しました。

その後は、なんと保護者までグランドに連れ出され、
みんなでマイムマイムを踊りました。
踊った後は、保護者持ち寄りの手作りお菓子が並べられた交流会があり、
なごやかな空気のもと楽しい時間を過ごしました。
シュタイナー学園というコミュニティーに入っていて良かったなと
しみじみ思える一日でした。
選手の皆さん、体育担当のお二人の先生、素敵な時間をありがとうございました。
              (2年生 保護者)