BlogPaint2週間かけて5つの母音を学ぶ文字のエポックが終わりました。子どもたちは竹取物語を毎日聴き、そこから生まれる母音の響きにひたり、ノートに絵を描き、その絵から文字の形が生まれることを学び、文字をノートに描く・・・この順番を2週間毎日繰り返しました。

2週間同じ順番で学ぶこと、一見聞くと「同じってどうなの?」と疑問を抱かれるかもしれませんが、子どもたち、特に低学年の子どもにとっては“同じ順序で繰り返されること”は安心に繋がります。もちろん順序は同じでも、毎日新しいことを学びます。いつもと同じペースで、同じような時間に、いつもと似ていることを繰り返す・・・常に新しいものを求め提供する現代のスピードは、子どもが楽しんでいるようでも、子どもの深いところをとても疲れさせてしまうものです。安心があれば、心静かにいられます。そしてより深い学びができる、私はそう考えています。

今週から数のエポックが始まります。子どもたちに数の輝きをどう届けることができるか?
授業案を練りながら、私も楽しんでいます。              (2013年9月17日 1年生担任)