B80E872E-E14D-4FDA-A1C6-C402249D95E4名古屋市昭和区にあるシュタイナー教育実践保育園
「やまさと保育園」の秋の感謝祭に参加してきました。
毎年学園はブースを出させていただいています。
今年は初めての試みとして、学園の高等部の
オイリュトミーによるむかしばなしを公演させて
いただきました。大変豊かな内容となりました。

外観は普通の保育園に見えますが、一歩内部に入ると
温かみあるシュタイナー的空間が広がっています。
特に「和の部屋」と呼ばれるホールは素晴らしく、
いつも厳かな空気が満ちています。その「和の部屋」で
オイリュトミー「うらしまたろう」が行われました。

「うらしまたろう」という誰もが知っているお話で、
子どもたちにはとても鑑賞しやすかったと思います。
私にとってもまさしくそうで、何度か学園の
子どもたちのオイリュートミーを観てきましたが、
初めてオイリュトミーというものの素晴らしさが
本当に理解できたような気がしました。
浦島太郎が玉手箱を開け、おじいさんになった後、
さらに鶴になり、飛んでいくシーンがあるのですが、
その翼をひらひらとさせて飛んでいく様を観て
「なんと美しいことか」と息を呑みました。
園児たちも、一時も目をそらすことなく
じっと見入っていました。
指導してくださった秦先生のおかげでもありますが、
シュタイナー教育で体験する深いイベントになったと
感じています、とまで言ったら言い過ぎかな。
でも、ご覧頂いた大人の方にも子どもたちにも
深い何かが残ったのではないでしょうか。

シュタイナー教育は来年で100周年を迎え、
世界中で様々な催しが企画されています。
混乱深まる世界で、この教育法はこれまで以上に注目されていくことと思います。
是非、学園HPにリンクされている100周年のフィルムをご覧ください!

と、主にオイリュトミーを観た感想が中心でしたが、
やまさと保育園保護者による手作りお菓子と軽食、
先生たちが作る名物のみたらし団子、根っこカレー、
そして楽しいゲーム、ワークショップ、手作り品販売など
盛りだくさんの内容で、今年も堪能させてもらいました。
ありがとうございました。
(1,3年生 父)

C9D5D6A2-463E-4252-8A8D-A050574B0929次は、学園の最上クラス10年生の保護者であり
劇では道化から公爵まで幅広く演じた7年生のお父さんの感想です。
(お父さん達の感想を読んで、またまた担任は泣いてしまったのでした。)

〜〜〜〜〜〜〜
子供達が縦横無尽に舞台を入れ替わりたち代わり、
役を変えては登場し、品のある言葉を置いていきました。

最高の劇場で名優を揃え一流の演出家が創ろうとも、
戯曲選びを失敗したらもうどうにもならないといいます。
子供達の素直さと天才シェイクスピアが生み出した不思議な舞台でした。

あの酔っ払いは父親がモデルなのかな?とか、
親戚に厄介者のおじさんがいるのは世界の共通だ!とか、
衣装の質が高い!とか、オイリュトミーがあるのは特色だなとか、
生演奏がすごい!とか、言い尽くせませんが、
舞台演劇特別な楽しみは、
一瞬でも、セリフに引き出されて素の自分が顔を出すのを目撃すること。
まさに「面白い」です。

初めは申し合わせ通りに遂行することに徹していた
珠のような役者さんたちも、だんだん自分の発するセリフに
心が反応し美しい表情や仕草が、
予定されたセリフや行動と引き換えに幾度も顔を出し、
無邪気に生きる姿は癒しを生んでいました。

一年生からこれまでの先生にとっての長い長い毎日、
想像するだけで気が遠くなる取り組みのお陰様が
いよいよ顕現し始める時期。親にとっても堪忍の連続、
それでもこの教育を信じてきた思い入れが
いよいよここから報われ始める。
この演劇はその兆しを知らせるものです。

シュタイナー教育では「大人の覆い」を大事にします。
先生を通して世界を見ていく、情報とじかにアクセスしないことで、
繊細で堅固な一本の糸のような思考と調和のとれた弦のような情緒を
丁寧に育て上げていくことに周りの大人は注意を向けます。
「本当に私が生んだ子かと感心した」と、
涙ながらにコメントしたお母さんがいました。
自分の子を尊敬できるとは親にとってなんと幸せなことでしょう。

能率効率最優先は同時に尊ぶもの敬うはずのものを喪失することでもあります。
これらはてまひまをそそぐことで育つものです。
子供たちが尊いものとして接していくこの教育、
この学校そのものの成果が顕現し始めています。
(7,9,10年生保護者 父)

55654DDE-4FEF-421F-8089-5964B975573B11月11日に7,8年生劇を無事に終えました。
見に来てくださった方々からは
温かいメッセージをカードに書いていただきました。
生徒4人と担任は長きに渡るプレッシャーから解放されて
ただ今次々と体調を崩しておりますが、
心身共にホッと力が抜けたのでしょう。
それ程までに一心に取り組んだ劇の感想を
1年生のお父さんと最上学年10年生のお父さんに
書いてもらいました。2回にわたって掲載します。
まずはシュタイナー学園の劇を初めて見たお父さんから。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「もう一度観たい!」
今年、学園に入学したばかりの1年生の娘は、
ゲネプロの鑑賞をした日、帰宅するなりそう言ってきたのです。
日曜日に劇のお手伝いに入る予定だった私は、
そんな娘を連れて行くことができないので、
幸い予定が空いていた土曜日に娘と2人で鑑賞することにしました。
なんとなく懐かしい雰囲気の「芝居小屋」、
客席と舞台の適度な距離感、そしてシンプルな背景。
正直、「文化祭の演劇発表」といった軽いイメージをしていたのですが、
いきなり観る側もちょっと緊張する空気感にまずは最初の驚きです。

開演。プロローグに現れた本格的な衣装にまず目を奪われます。
「なんかすごいぞ」
次々と演者の口から紡ぎ出される台詞にただただ脱帽。
「こりゃすごいな」
4人のキャストとは思えない役替わりと場面転換に驚愕
「どうなってるんだ!?」

劇中に見せる細かい目の動きや立ち位置、
観客を巻き込んでいくようなアドリブ、
そして日々学園で獲得していった楽器の演奏や
オィリュトミーの美しい動きといった
総合的な発表だったのだということを、
最後まで通してようやく理解できました。
そんな7,8年生のこれまで積み重ねてきた学び、
そして作り上げてきた喜びが伝わり、
最後の踊りで目から汗をかいてしまう始末・・

「もう一度観たい!!」
今年、学園に入学したばかりの娘を持つ父親はそう叫び、
翌日も鑑賞です。

セバスチャンとヴァイオラが再会するシーンに涙・・いや、目から汗・・

1回目はみんなのがんばりに、
そして2回目は純粋にストーリーで泣かされてしまうなんて、
それほど彼らの演劇は観る者を引き込み、
感動を与えられるほどのものだったのでしょう。

こんなにすばらしい発表を観てしまうとつい、
自分の子どもは同じような舞台に立てるんだろうかといった不安に
苛まれてしまいそうですが、日々の成長を信じ、
ともに学んでいく先にはたくさんの希望があるということを改めて感じ、
楽しみが増えた発表でもありました。

演じてくれた7,8年生、頼もしかった9,10年生、ともに創りあげていった先生方、
関係者の皆様、素敵な時間をありがとうございました!
(1年生保護者 父)
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